ピアノの年式の調べ方|製造番号の場所とヤマハ・カワイの確認方法

ピアノ年式の調べ方をプロがやさしく解説

ピアノの年式は、メーカー名・型番(品番)・製造番号を確認し、メーカーの製造年一覧や公式窓口で照合すると調べられます。

こんにちは。ピアノの売却や処分で迷っている方に寄り添う、はるです。

アップライトピアノやグランドピアノでは内部の金属フレーム、電子ピアノでは背面や底面などの銘板ラベルを確認します。

ただし、購入した年やモデルの発売年が、手元のピアノの製造年と一致するとは限りません。正確な製造時期を知りたい場合は、本体の製造番号を確認することが大切です。

年式を調べる手順は、次の3ステップです。

  1. メーカー名・型番・製造番号を確認する
  2. ヤマハなら公式の製造年一覧、カワイなら公式窓口などで照合する
  3. 製造時期が分からなければ、番号の写真を用意してメーカーや販売店へ確認する

本体を大きく動かしたり分解したりする必要はありません。まずは見える範囲でメーカー名、型番、製造番号をスマートフォンで撮影しましょう。

この記事では、番号の場所からヤマハ・カワイの年式確認方法、製造年が分からない場合の対処法まで順番に解説します。

ピアノの年式を調べるために確認したいメーカー名・型番・製造番号
目次

ピアノの年式は3つの情報で調べる

年式を確認するときは、メーカー名・型番・製造番号の3つをセットで確認しましょう。

メーカーによって製造番号の付け方が異なるため、番号だけを検索すると、別のメーカーや機種の情報と取り違える可能性があります。

ピアノのメーカー名・型番・製造番号から年式を確認する手順
  1. メーカー名を確認する
    鍵盤蓋や本体正面、電子ピアノなら操作パネル付近のブランド表示を確認します。
  2. 型番・品番を探す
    モデルを識別する英字と数字です。「U3H」「K-2」「CLP-625」などのように表記されます。
  3. 製造番号を確認する
    個体ごとに付けられた番号です。「No.」「Serial No.」「S/N」「製番」などの表示も手がかりになります。
  4. メーカー公式情報と照合する
    製造番号や型番をもとに、公式資料やメーカー窓口で製造時期を確認します。

型番と製造番号は近い場所に表示されていることがあります。番号だけをメモするより、表示部分全体の写真と、文字を拡大した写真の両方を残しておくと確認しやすいですよ。

どの数字が型番なのか分からない場合は、ピアノの型番と製造番号の見分け方を確認してください。

種類別に製造番号の場所を確認

型番や製造番号の位置は、アップライトピアノ、グランドピアノ、電子ピアノで異なります。

まずは自宅のピアノの種類に合わせて、次の場所を確認してみましょう。

アップライトピアノ|上部の屋根を開けて確認

アップライトピアノは、上部の屋根を開けて内部を確認します。

金色の大きな金属部品であるフレームに、型番や製造番号が表示されている機種が一般的です。

ヤマハピアノサービスでは、アップライトピアノの品番と製造番号について、天屋根を開けて見えるフレーム右側または中央に刻印されていると案内しています。

本体内部に調律カードが残っている場合は、そこにも品番や製造番号が記入されていることがあります。

屋根が重い、固い、内部が暗くて確認しにくい場合は無理に作業しないでください。

ピアノ講師としてさまざまなピアノを見てきましたが、番号を確認するためだけに前板や内部部品まで外す必要はありません。

グランドピアノ|内部の金属フレームを確認

グランドピアノ内部の型番と製造番号を確認して年式を調べる方法

グランドピアノは、大屋根を安全に固定したうえで内部のフレームを確認します。

ヤマハピアノサービスでは、本体内部にあるフレームの右上面に品番・製造番号があると案内しています。

カワイでは、大屋根を開いて譜面台を取り外すと、金属フレーム上に型番と製番を確認できると案内されています。

大屋根の固定方法や譜面台の扱いに不安があるなら、自分で外さない方が安全です。

メーカー名とピアノ全体の写真を用意し、販売店やメーカー、査定先へ確認してもらう方法もあります。

電子ピアノ|背面・底面などの製品ラベルを確認

電子ピアノはアコースティックピアノとは確認方法が異なります。

内部のフレームではなく、本体に貼られた製品ラベルや銘板を探してください。

  • 本体背面
  • 鍵盤下の底板
  • 本体底面や側面
  • 操作パネル付近

「MODEL」「型式」「型番」と書かれた部分の英数字と、「SERIAL」「Serial No.」などの番号を一緒に撮影しましょう。

製造年そのものが表示されたラベルがあれば、その記載も確認します。ただし、ラベルに型番とシリアル番号しか記載されていない機種もあります。

壁際に置いてある電子ピアノを年式確認のためだけに一人で持ち上げたり、横倒しにしたりする必要はありません。

スマートフォンを背面や床近くへ入れて撮影する、保証書や取扱説明書の型番を確認する方法を先に試してください。

ヤマハ・カワイの製造番号から年式を調べる方法

製造番号が見つかったら、そのメーカーに合った情報で製造時期を確認します。

ヤマハとカワイでは、製造年の確認方法が異なります。別メーカーの製造番号一覧を使わないようにしましょう。

ヤマハ|公式の製造番号一覧から製造年を確認

ヤマハのグランドピアノとアップライトピアノは、公式の製造番号一覧からおおよその製造時期を調べられます。

まず型番と製造番号を控えてから、以下の公式ページを確認してください。

ヤマハピアノサービス公式|品番・製造番号の見方と製造年一覧

製造年一覧の読み方は、手元の製造番号がどの年の開始番号と次の年の開始番号の間にあるかを確認する方法です。

例えば、ヤマハ公式一覧では、日本製ピアノの1980年の年初製造番号が303万、1981年が326万と案内されています。

仮に製造番号が310万の場合、303万以上326万未満に当たるため、おおよそ1980年製と判断する際の目安になります。

ただし、公式一覧の数字は日本製ピアノの各年初の番号であり、製造時期が前後する場合があります。海外製造のピアノなど、一覧表だけで判断できない機種もあります。

正確な製造時期が必要な場合や、番号が一覧と合わない場合は、型番と製造番号をそろえてメーカーへ確認してください。

製造番号そのものが見つからない場合は、ヤマハ公式の品番・製造番号の確認方法も参考になります。

カワイ|製造番号を確認して年式を照合

カワイのピアノも、型番と製造番号をもとに製造時期を調べられます。

カワイ公式では、型番と製番を確認したうえで、最寄りの直営店または問い合わせ窓口へ相談する方法が案内されています。

カワイ公式|製番から年式が知りたい

また、ピアノ販売・買取業者が公開している製造番号と製造年の対応表を参考に、おおよその年代を確認する方法もあります。

カワイピアノの製造番号・製造年一覧を確認する(ピアノワン)

ただし、販売店が掲載する一覧表は、カワイ公式による個別の製造時期確認とは区別してください。

番号から概算年式を調べたい場合は一覧表、正確な製造時期を確認したい場合はカワイ公式窓口という使い分けができます。

カワイの番号そのものが見つからない場合は、カワイピアノの型番・製造番号の場所を確認してください。

電子ピアノ|製造年の表示とモデルの発売年を区別

電子ピアノは、シリアル番号だけから製造年を一般公開していない機種もあります。

まず本体ラベルを確認し、製造年の記載があるか探してみましょう。

製造年が書かれていない場合は、型番からメーカー公式の旧製品情報や取扱説明書を探し、モデルの発売時期を確認します。

ただし、モデルの発売年と、手元の個体が実際に製造された年は同じとは限りません。

例えば、あるモデルが2018年に発売されていても、手元のピアノが2018年に製造されたとは限らないということです。

正確な製造時期が必要なら、型番とシリアル番号をそろえてメーカーへ問い合わせてください。

年式を確認した後、電子ピアノの売却を考えている方は、電子ピアノのメーカー・型番・年式別買取価格表も参考にできます。

年式が分からないときの対処法

実家整理や相続したピアノでは、いつ購入したのか家族も分からないことがあります。

それでも、正確な製造年を自分で無理に特定する必要はありません。

メーカーや販売店へ確認するときは、次の情報をそろえておきましょう。

  • ピアノ全体の写真
  • メーカー名が分かる写真
  • 型番・製造番号らしい表示部分の写真
  • 調律カード・保証書・納品書など残っている資料

この情報をそろえれば、メーカーや販売店などへ確認しやすくなります。

製造番号が薄くて読めない場合

番号が薄くて読めないときは、乾いた柔らかい布で表面のホコリを軽く取り、ライトを当てる角度を変えて撮影してみてください。

研磨剤や強い洗剤を使ったり、読めない数字を推測して書き換えたりするのは避けましょう。

例えば「8なのか3なのか分からない」という場合は、推測するより写真のまま確認してもらう方が安全です。

製造年が特定できないまま売却したい場合

年式を調べる目的がピアノの売却なら、製造年を完全に特定できなくても、メーカー名・型番・製造番号の写真などを用意して査定先へ相談する方法があります。

その際は、分かる範囲で次の情報も伝えておくと、査定条件を確認しやすくなります。

  • アップライト・グランド・電子ピアノの種類
  • 鍵盤やペダルの動作状態
  • 本体の大きな傷や不具合
  • 設置階数と搬出経路

番号が読めない場合は、その旨を伝えてください。査定先によって確認方法や受付条件が異なるため、申込み前に対応可能か確認しましょう。

出張査定を希望する場合は、対応地域、搬出方法、査定後に売却しなかった場合の条件なども確認しておくと安心です。

なお、年式だけを知りたい方は、無理に査定を申し込む必要はありません。まずはメーカー公式情報や問い合わせ窓口で確認してください。

一方、売却も検討している方は、現在の状態で査定対象になるか確認してから、売るかどうかを判断できます。

\ 現在の状態で査定条件を確認 /

対応地域や出張条件は申込み時に確認してください。査定結果を見てから売却するか判断できます。

年式が分かった後の売却判断

売却を考えている方にとって年式は大切な情報ですが、古いという理由だけで売れないと決める必要はありません。

査定では年式だけでなく、メーカー、型番、中古需要、鍵盤やペダル、内部・外装の状態なども判断材料になります。

同じ年代のピアノでも、状態や搬出条件によって査定結果が異なる場合があります。

製造年が確認できたら、ピアノは何年前まで売れるのかを判断するガイドで、年数と売却判断の考え方を確認してみてください。

また、年式以外に査定額へ影響する条件は、ピアノの価値が下がる理由と査定の見方で詳しく解説しています。

年式を調べた後に売却する場合は、提示された査定額だけでなく、搬出費などを含む最終的な受取額と売却条件を確認しましょう。

ピアノの年式に関するFAQ

購入した年が分かれば年式も分かりますか?

購入年と製造年は必ずしも同じではありません。

販売店で在庫されてから購入された可能性もあるため、製造時期を知りたい場合は本体の製造番号を確認してください。

製造番号だけで年式は分かりますか?

メーカーや機種によって確認方法が異なります。

ヤマハのグランド・アップライトピアノでは、公式の製造番号一覧からおおよその製造時期を確認できます。

カワイでは、型番と製番を確認して直営店または問い合わせ窓口へ相談する方法が公式に案内されています。

正確な製造時期が必要な場合は、型番と製造番号をそろえてメーカーへ確認してください。

電子ピアノの製造年はどこに書いてありますか?

機種によっては、本体背面や底面などの製品ラベルに製造年が記載されています。

ただし、製造年そのものが表示されていない機種もあります。その場合は型番とシリアル番号を確認し、メーカー公式の旧製品情報や問い合わせ窓口で確認してください。

年式が分からなくても査定できますか?

正確な製造年を自分で特定できなくても、メーカー名、型番、製造番号、本体写真などをそろえて査定先へ相談する方法があります。

読めない番号は推測せず、写真で伝えるのがおすすめです。メーカーや機種によって受付条件が異なるため、事前に確認してください。

まとめ|まず製造番号を撮影し、公式情報で年式を確認しよう

ピアノの年式を調べたいときは、メーカー名・型番・製造番号を確認し、メーカー公式情報と照合するのが基本です。

アップライトとグランドピアノは内部のフレーム、電子ピアノは背面や底面などの製品ラベルを探してみてください。

ヤマハは公式の製造番号一覧からおおよその製造年を確認できます。カワイは製番を確認したうえで、公式窓口などへ問い合わせる方法があります。

分からない番号を無理に読み取ったり、年式確認のために重い本体を動かしたりする必要はありません。

売却を考えている場合も、年式だけで価値を決めず、型番と写真を残したうえで現在の査定条件を確認すると判断しやすくなります。

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年式まで正確に特定できない場合でも、メーカー名や型番、製造番号の写真があれば売却相談を進めやすくなります。

売却を検討している方は、処分を決める前に、現在の状態で査定対象になるか確認する方法もあります。

\ 型番や製造番号をもとに査定条件を確認 /

査定額や搬出条件を確認してから、売却するかそのまま持ち続けるかを検討できます。

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売るか迷っていても大丈夫です。概算だけ先に知っておくと、減額や追加費用への不安を減らせます。

  • メーカー名(YAMAHA/KAWAIなど)
  • 型番・製造番号(分からなければ写真でもOK)
  • 設置場所(1階/2階、階段、エレベーターの有無)
  • 搬出経路(玄関幅や曲がり角が不安なら写真)
  • 外観の状態(大きな傷・日焼けなど)
  • 付属品(椅子・ペダル・説明書など。なくても相談OK)

※売るかどうかは後から決めても大丈夫です。査定額に納得できなければ見送れるため、まずは概算確認だけでも問題ありません。

手間なく売りたい方は単体査定、高く売りたい方は相見積もりを選びましょう。

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この記事を書いた人

音楽大学卒・ピアノ講師歴20年以上。500名以上の生徒を指導しながら、ピアノ買取・売却・査定・損しない売却方法や注意点・ピアノの終活・遺品整理の相談にも携わる専門家。YAMAHA・KAWAIなどの多数の実機経験をもとに、「想いをつなぐピアノ買取・売却」をテーマに信頼できる情報を発信中。

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