ピアノの型番は、種類によって確認場所が異なります。アップライトピアノは上部の屋根を開けた内部、グランドピアノは大屋根を開けた内部、電子ピアノは背面や底面の製品ラベルを確認するのが基本です。
U3H・C3・K-300・CLP-745などの短い英数字が型番の例です。長い数字や「SERIAL」「S/N」「製番」の横にある番号は、製造番号として分けて記録してください。
まずピアノの種類を確認し、見える範囲の表示をスマートフォンで撮影しましょう。本体を動かしたり分解したりする必要はありません。
ピアノ型番の調べ方と場所
型番を探す前に、自宅のピアノがアップライト・グランド・電子ピアノのどれに当たるか確認します。
- 縦型で電源を使わない:アップライトピアノ
- 横長で大きな屋根と3本の脚がある:グランドピアノ
- 電源、ボタン、液晶、スピーカーがある:電子ピアノ
型番と製造番号の違い
ピアノ本体には複数の英数字があるため、メーカー名・型番・製造番号を分けて控えることが大切です。
- メーカー名:YAMAHA、KAWAI、Roland、CASIOなど
- 型番・品番:U3H、C3、K-300、CLP-745など
- 製造番号:製番、No.、SERIAL、S/Nなどに続く番号
- シリーズ名:クラビノーバ、セルヴィアーノなど
シリーズ名だけでは機種を特定できない場合があります。「MODEL」「品番」「型式」の横にある具体的な英数字を探してください。
どれが型番か判断できないときは、表示部分を広めに撮った写真と、文字を拡大した写真を残しておけば十分です。
アップライトピアノの場所
アップライトピアノは、上部の屋根をゆっくり開け、内部に見える金色のフレームを確認します。
- 鍵盤の上にあるメーカー名を撮影する
- 上部の屋根を開ける
- フレームの中央や右側にある英数字を探す
- 短い英数字と長い番号を一緒に撮影する
ヤマハは、天屋根を開けた内部の右側または中央に品番と製造番号が刻印されていると案内しています。詳しい位置はヤマハのピアノ用語集で確認できます。
カワイも、屋根を開けて見える金色のフレームに型番と製番が表記されていると案内しています。機種による違いはカワイ公式の確認方法を参考にしてください。
屋根が重い、引っ掛かる、内部が暗くて見えない場合は、作業を止めてメーカー名と全体写真を用意しましょう。
グランドピアノの場所
グランドピアノは、大屋根を安全に固定したうえで、内部にある金色のフレームを確認します。型番と製造番号は、フレームの右上面などに表示されている場合があります。
カワイでは、機種によって譜面台を外した下のフレームに型番と製番が表記されています。譜面台の外し方や大屋根の固定に不安がある場合は、自分で進めず、調律や査定の際に確認してもらってください。
- 大屋根の開け方や支柱の固定方法が分からない
- 屋根を安定した状態で支えられない
- 譜面台などを外さないと表示を確認できない
このような場合は、型番を調べるためだけに重い屋根を持ち上げたり、内部部品を外したりしないでください。
電子ピアノの場所
電子ピアノは、電源を切ってから、背面、底面、鍵盤下、側面の順に製品ラベルを探します。ラベル内の「MODEL」「型式」「型番」の横にある英数字が型番の候補です。
- 背面の白色または銀色の製品ラベルを見る
- 見つからなければライトで底面を照らす
- 鍵盤下や本体側面も確認する
- MODELとSERIALを分けて撮影する
本体とスタンドに別々の番号がある場合は、音が出る鍵盤本体の型番を優先し、スタンドの番号は付属品として控えます。たとえば本体が「P-125」、スタンドが「L-125」なら、本体型番はP-125です。
背面が壁に近くても、本体を持ち上げたり横倒しにしたりしないでください。保証書、取扱説明書、購入履歴、箱のラベルから確認できる場合もあります。
電子ピアノの型番が分かり、売却価格を確認したい方は、電子ピアノの買取相場と査定の見方へ進んでください。
型番が見つからないとき
型番が読めなくても、メーカー名、ピアノの種類、全体写真、番号部分の写真があれば、メーカーや業者へ相談できます。無理に型番を断定する必要はありません。
写真と書類から確認する
刻印が薄い場合は、こすらずにライトを斜めから当て、角度を変えて数枚撮影します。撮影後に画像を拡大すると、目視より読みやすくなることがあります。
- ピアノ全体とメーカーのロゴ
- 型番や番号がありそうな場所
- 調律カード、保証書、取扱説明書
- 購入店の納品書やネット通販の注文履歴
調律カードには、品番や製造番号が記録されている場合があります。確認できた文字列は、書かれていた場所と一緒に保存してください。
型番の確認後に製造年代まで調べる場合は、製造番号も控えてピアノの年式を調べる方法を確認しましょう。
無理な分解や移動はしない
型番探しでは、次の行為を避けてください。
- 前板や内部部品を自己判断で外す
- ピアノ本体を1人で持ち上げる
- 底面を見るために本体を大きく傾ける
- 刻印やラベルを洗剤、溶剤、研磨剤でこする
まずは型番表示とピアノ全体を撮影してください。売却が目的で型番を特定できない場合は、写真と分かる範囲の情報を添えて専門業者へ相談できます。
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