電子ピアノの買取相場は、数千円から10万円を超える例まで幅があります。ただし、メーカー名だけでは金額を判断できません。型番・製造時期・動作状態・付属品・搬出条件をそろえて確認する必要があります。
最初に見るべきなのは、本体ラベルに記載された型番です。型番が分かれば、自分の機種に近い参考価格を探せます。古い、故障している、2階にある場合も、処分を決める前に査定対象か確認しましょう。
電子ピアノ買取相場の目安

メーカー・型番別の参考相場
電子ピアノは、同じメーカーでもシリーズと型番によって価格帯が変わります。以下は、買取サービスが公開している一般的な中古品の参考価格です。
| メーカー・型番 | 買取参考価格 |
|---|---|
| YAMAHA CLP-785/CLP-795GP | 60,000〜110,000円 |
| YAMAHA CLP-775/CLP-745 | 35,000〜75,000円 |
| YAMAHA CLP-735/CLP-725 | 15,000〜40,000円 |
| YAMAHA YDP-165/YDP-145 | 5,000〜20,000円 |
| Roland LX708/LX706 | 50,000〜110,000円 |
| Roland HP704/HP702 | 25,000〜70,000円 |
| KAWAI CA99/CA79 | 50,000〜90,000円 |
| KAWAI CN39/CN29 | 5,000〜35,000円 |
| CASIO GP-510/GP-310 | 40,000〜75,000円 |
| CASIO PX-S3100/PX-S1100 | 5,000〜18,000円 |
| KORG G1B Air/C1 Air | 5,000〜20,000円 |
※2026年7月時点で確認できた公開参考価格の一例です。実際の買取価格は、製造時期・状態・付属品・市場需要などで変動します。特定の金額での買取を保証するものではありません。
上位モデルでも、傷や不具合があれば表より低くなる場合があります。反対に、比較的新しく状態が良い機種は、参考範囲の上側になる可能性があります。
クラビノーバを所有している場合は、型番ごとの条件まで確認してください。たとえばヤマハCLP-625の買取相場と査定条件では、同じシリーズでも金額が変わるポイントを確認できます。
比較的新しい上位機種については、ヤマハCLP-745の買取相場も参考になります。型番別の記事がない機種は、近いシリーズの金額を確定価格として使わず、個別査定で確認しましょう。
相場を左右する4つの条件
- 型番・製造時期:シリーズ名が同じでも、世代やグレードによって中古需要が異なります。
- 動作状態:鍵盤、スピーカー、ペダル、操作ボタンなどの不具合が査定に影響します。
- 付属品:電源アダプター、ペダル、譜面台など、演奏に必要な付属品の欠品が確認されます。
- 搬出条件:設置階、階段、通路幅、エレベーターの有無などで作業条件が変わります。
相場表は、自分の電子ピアノがどの価格帯に入りそうかを考えるための入口です。実際の受取額は、本体の査定額だけでなく、搬出時に追加費用が発生するかまで確認して判断してください。
また、清掃だけで機種本来の価値が大きく上がるわけではありません。無理に分解や修理をせず、分かっている不具合を正確に申告する方が、訪問後の減額を防ぎやすくなります。
査定額が変わる状況別の判断

型番が分かれば機種別相場へ
型番が読める場合は、メーカー全体の相場ではなく、同じ型番または近い世代の査定例を確認します。本体ラベルは、背面、鍵盤下、本体底面などに貼られている場合があります。
アルファベット、数字、ハイフンまで正確に控えてください。似た型番でも発売時期や仕様が異なるため、一文字の違いで参考価格が変わることがあります。
ラベルの場所が分からない場合は、ピアノの型番を確認する場所と調べ方を先に確認しましょう。型番、全体、鍵盤、ペダルの写真も撮っておくと、査定時に状態を伝えやすくなります。
古い・故障・欠品は現状査定
製造から年数が経っていても、一律に買取不可になるわけではありません。正常に動作し、再販需要や修理部品がある機種なら、査定対象になる可能性があります。
一方で、電源が入らない、複数の鍵盤が反応しない、専用電源やペダルがない場合は、修理・再販コストを踏まえて値段がつかないこともあります。
売れるか不明な段階で、費用をかけて修理する必要はありません。まず現状を申告し、電子ピアノが買取不可になる理由と処分前の確認点を見ながら、買取・引き取り・処分の順で検討しましょう。
2階・階段搬出は手取りで比較
本体に値段がついても、階段作業や特殊な搬出が必要なら、最終的な受取額が変わる可能性があります。「出張査定が無料」と「すべての搬出作業が無条件で無料」は分けて確認してください。
査定を申し込む際は、設置階、エレベーターの有無、階段の形状、玄関までの段差、建物前に車を停められるかを伝えます。
提示額だけで決めず、追加費用を差し引いた手取り額で比べることが重要です。確認する質問は、電子ピアノ買取の出張費と追加費用にまとめています。
損を防ぐ査定の進め方

査定前にそろえる6項目
- メーカー名と正確な型番
- 購入時期または製造時期の手掛かり
- 全鍵盤・スピーカー・ペダルの動作
- 傷・日焼け・異音などの不具合
- 電源・ペダル・譜面台などの付属品
- 設置階と玄関までの搬出経路
写真は、全体、型番ラベル、鍵盤、ペダル、傷や不具合のある部分を撮影します。搬出が難しそうな場合は、階段や廊下の写真も用意しておくと、査定後の条件変更を減らせます。
掃除は、電源を切って乾いた柔らかい布でホコリを取る程度で十分です。強い洗剤や研磨剤を使ったり、内部を分解したりすると、故障や傷につながるため避けましょう。
早さ優先は1社・価格優先は比較
引越し日が迫っているなど、早さを優先したい場合は、電子ピアノを扱う業者へ直接相談します。買取対象か、希望日までに搬出できるか、追加費用があるかをまとめて確認しましょう。
金額を優先する場合は、同じ型番・状態・付属品・搬出条件を伝えて複数社を比べます。条件を変えて問い合わせると、提示額の差が業者によるものか、申告内容によるものか判断できません。
比較するときは、最も高い提示額ではなく、搬出費などを差し引いた最終受取額を確認してください。進め方は、ピアノ買取の相見積もりで比較する手順を参考にできます。
まず基準となる1社の概算を知りたい方は、型番・状態・搬出条件を伝えて査定を取りましょう。価格を重視する場合は、その結果を基準に他社と比較すると判断しやすくなります。
\ 型番・状態・搬出条件を伝えて概算を確認 /
今日最初に行うことは、本体ラベルの型番を撮影することです。次に、動作・付属品・搬出経路を確認し、早さ優先なら1社、価格優先なら同じ条件で複数社へ査定を依頼しましょう。
